足の短いエアー着ぐるみの構造

足の短いエアー着ぐるみの構造についてご紹介します。

通常タイプの着ぐるみは胴体の底に穴が空いていて、胴体と足を別パーツにすることで足回りの可動域を確保しています。
エアー着ぐるみの場合、内部が一つの空間になる一体構造で作ることで空気漏れを防いでいるので、通常の着ぐるみとは構造が異なっています。胴体と脚が一体になるため、脚の短いキャラクターをエアー着ぐるみで再現する際にはエアータイプ専用の設計が必要となります。

単純に股下が短い設計にすることもできますが、歩幅を確保できないため少しずつしか歩くことが出来なかったり、横に揺れながら歩く必要が生じるなど、人が入った際の実用性に欠ける設計になってしまうため、通常おすすめはしていません。

足の入れ込み仕様

足入れ構造のエアー着ぐるみエアー着ぐるみでキャラクターの足を短く見せたい場合、「入れ込み仕様」といって着ぐるみの内側に生地を折り返して延長した構造にします。胴体の内部に足首が入り込んでいるので、外からは足を短く見せつつ、見た目よりも長さを確保できます。
見えない部分で足の長さと可動空間を確保しているので、歩きやすい構造になっています。

入れ込み構造にするための条件

足入れ仕様の内部入れ込み構造は、足首が入り込む胴体側の設置穴を足首の太さよりも大きく設定することで、余裕のスペース分を歩行の際の可動域にしています。また、足元を隠す底面積が必要になりますので、胴体はある程度の太さが必要になります。
つまり、足首がある程度細くて胴体が大きくなければ、入れ込み構造にすることが出来ません。

この入れ込み仕様は太い足首だと、空気圧により内部に入れ込んだ布が外に飛び出してしまいます。元々足が太いキャラクターの場合「つま先」を作って足首を細くする必要があります。

足が入れ込み仕様の着ぐるみ参考例

足が入れ込み仕様の着ぐるみ参考例(左からいっくんラッコのあっこさんみたぬき

足の形状をまっすぐにした場合

足首が太いと「入れ込み仕様」に出来ないため、見た目のままの足の長さで歩くことになります。
可動域を確保するため、目安として「30cm」以上の足の長さに設計する必要があります。

脚がストレート形状の着ぐるみ参考例

脚がストレート形状の着ぐるみ参考例(左からトレタムーブかえでちゃん

キャラクターの脚の長さや靴部分(つま先)の形状、着ぐるみに必要な可動性を考慮しつつ、最適なご提案をいたします。

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衣笠 留美(KINUGASA Rumi)

キグルミックス工房責任者。素材の選定から納品に至るまでの実務全般・スケジュールの管理・お客様への窓口業務を行っています。
工房責任者であり技術職としての経験を活かし、明快でわかり易いご説明・ご提案を心掛けています。

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