小さい着ぐるみを作る方法

小さい着ぐるみを作る方法

小さい着ぐるみにするための方法や優先するべき内容について予め知り、考えておくことで理想通りの着ぐるみを作ることが出来ます。

小さくて可愛い着ぐるみ作るためのポイントをご紹介します。

原案キャラクターの横幅を広くしすぎない

くびれがない一体型の着ぐるみは、同じ全長でも「圧迫感がある」「太くて大きい」という印象を与えてしまいます。
キャラクターの原案をお考えで、着ぐるみをコンパクトに作りたいという場合は、2~3頭身などの首元にくびれのある形状か、もしくは横幅が広すぎない一体型の形状がオススメです。

原案キャラクターの横幅を広くしすぎない

着用者の身長設定を小さくする

着ぐるみの全長は、着用者の身長設定によって変わります。
身長設定を高くすることによって、様々な身長の方が着用出来るメリットがある反面、全身の比率が一回り大きくなったり、全長が高くなって威圧感があるなどのデメリットが出てきます。
特に一体型や2頭身の着ぐるみの場合は、身長が高いほど大きく見えやすいので注意が必要です。

着用者の身長設定を小さくする

全長の小さい着ぐるみを作ることを目的とされている場合は、着ぐるみに入ってもらえる背の低めの方にお願いしてください。
身近な方がいらっしゃらなければ、プロのアクターさんに頼むのもよいでしょう。

まだ入る人が決まっていない場合には、日本人女性の平均身長である「155cm」もしくは「160cm」の身長設定をご選択頂くと、無理なく比較的小さめの着ぐるみをお作りすることが出来ます。

着ぐるみの身長設定に関する詳細はこちらのページ

頭頂部のアイテムを利用して顔の位置を低く見せる

着用者の身長設定、着ぐるみの顔の位置を低くする方法で印象を変えることが出来ます。
着ぐるみを見上げるのか、見下ろすのかによって印象が大きく変わります。

帽子などのアイテムを頭部中央に追加することによって、着用者の頭が入る空間を確保出来ます。
アイテムを利用して顔の位置を低くする
着ぐるみの顔に観客の目線が誘導されるので、着用者の身長設定が高いままでも「小さくて可愛いキャラクター」を演出することが出来ます。

屈んで入る

最終手段として、小さい着ぐるみを作った上で、屈みながら頑張って入るという方法もあります。
着ぐるみの中で屈む
形状的に難しい場合もありますし、入れたけれども体が拘束されて動けない可能性もありますので、
着ぐるみを運用する上で、何を優先されるのか予めよくお考えになった上でご相談ください。

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工房責任者

衣笠プロフィール

衣笠 留美(キヌガサ ルミ)

キグルミックス工房責任者。素材の選定から納品に至るまでの実務全般・スケジュールの管理・お客様への窓口業務を行っています。
工房責任者であり技術職としての経験を活かし、明快でわかり易いご説明・ご提案を心掛けています。

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