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5.62017
着ぐるみ衣装の制作
1.型紙の作成〜生地の縫製
着ぐるみの衣装の制作風景をご紹介します。
採寸しやすいウレタン着ぐるみミックスくんの衣装をサンプルとして制作していきますね。
ミックスくん、衣装が出来るのでとっても喜んでいますね。
着ぐるみ衣装の型紙は、着ぐるみ製作の際に作った胴体の型紙を参考にして作ります。パーカーは少しブカっとしていた方が可愛いので、多少大きめの型にします。以前にも紹介したのですが、梱包用資材を型紙の代わりの素材として使うこともあります。型を胴体に直接当ててバランスを見ます。
着ぐるみの胴体に布を裁断・縫製していきます。頭の大きな着ぐるみの構造上 人間の洋服の作り方を完全に真似することは不可能なので、出来る限り見た目を似せていくことが重要です。予め、首周り、腕周り、おなか周り、尻尾の位置など確認、布の厚み分を計算しながら制作します。画像はまだ切れっぱなしの状態です。
2.フードの作成〜仕上げ
パーカーのフードは小さめにしたいので、お飾りのフードとして制作します。実際には頭に被ることは出来ません。
着ぐるみの手先は外しています。(※ファスナー着脱仕様)
このパーカーは着ぐるみの胴体に対して少し大きめなので、上から被せる前提で制作しています。もちろん、ご要望があれば前側にオープンファスナーを付ける仕様にも出来ます。
フードに紐を通したら、着ぐるみ用パーカーの完成です。
3.完成
フードの中にはクッションをいれて存在感を出しています。
着ぐるみの衣装用の生地を選ぶ場合、やや厚手の生地を選んだり表の布にしっかりした芯地をつけてから縫製することが多いです。人が着用するような薄くて伸び易い生地は、着せ付け易いかわりに皺に見え易かったり、使用している間に伸びてしまうことがあります。着ぐるみの体のサイズから必要な生地の性質やその厚みや裁断方法を検討することが重要です。
着ぐるみ製作工房【キグルミックス】では、着ぐるみと一緒に衣装のご注文も承っております。季節・用途に合わせた生地選択させて頂きます。是非お問い合わせください。