バッテリー長期保管時の「過放電」についての注意

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止により、着ぐるみをご使用にならず、長期保管されていらっしゃるお客様が多くいらっしゃるかと存じます。

エアー着ぐるみに付属するリチウムイオンバッテリーの長期放置は「過放電」を起こしやすい状況となりますので、故障・トラブルに繋がる懸念があります。
そこで、定期的に充電状況をご確認を頂きたくこの度ご案内いたします。

過放電とは

「過放電」とは、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことです。

リチウムイオン電池には「自己放電」という特性があり「使用していない状態」でも電池の容量は徐々に減っていきます。
また、機器によっては内部回路を動作させるために電源オフの状態でも電力消費が発生する場合もあります。

過放電の状態があまり長く継続すると、電池の負極に用いられている銅箔が溶けてしまいます。
この銅溶出と並行して電解液の還元分解反応が進行することによって大量のガスが発生し、内部から圧力が掛かることで外装が破損する可能性があります。

もしバッテリーが膨らんでしまったら

電池の膨張は、劣化を判断する重要な指標となります。
目に見えて分かるほど膨らんだ電池は、既に劣化が進行してしまっていますので、それ以降の使用は控えてください。

強い衝撃を加えないように注意し、なるべく早めに処分することをお勧めします。
一般ごみでの処分は出来ませんので、大型家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ・ヤマダ電機さん等)のバッテリー回収ボックスや、各地域での回収方法をご確認ください。

万が一、過放電によってガスが発生し膨らみが生じた場合に直ちに破裂・爆発といった大きな問題が発生する可能性は低いと考えられるようですが、リチウムイオンバッテリーの特性上、保管状況・直射日光・異常発熱など、別の原因によってトラブルが生じる可能性もございますのでご注意ください。

リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるために

一般的にはこまめに充電しつつ「定格の40%から85%程度」の状態を維持することが望ましく、バッテリーが長持ちしやすいと言われています。
リチウムイオン電池は「100%の満充電」もしくは「0%の電池切れ状態」で長期間放っておくことで劣化が加速します。
使用サイクルや経年による劣化とは異なり、このような保存状態が原因となっておこる劣化を「保存劣化」とよびます。

上記の通り、過放電の状態でも劣化が進行します。
膨張まではしていなくても、使用回数が多くないのにバッテリー使えなくなる、久しぶりに使おうとしたら電源がつかないなどのトラブルにつながる場合があります。

また、100%満充電の状態を維持し続けることでも、バッテリー内部で高電圧が維持されて化学変化による劣化や寿命の低下が進行します。

「保存劣化」を避けるために、充電残量が0%になるまで使い切りそのままにしておくことや、常に充電が100%近くの状態を維持する状態にならないようご注意ください。

バッテリーの状態が極端にならないよう、十分にご注意頂けますと幸いです。

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