着ぐるみ製作に使用するレーザー加工機

着ぐるみ用のロゴや文字の製作手順をご紹介します。

着ぐるみに使用するロゴや文字は、フェルトなどの生地をレーザーカットして、基盤となる布にミシンで縫い付ける方法を採用しています。

文字やロゴがあるキャラクターには、着ぐるみ用の図面製作の際に、Illustratorのデータを作成しています。
お客様から事前にデータをいただいている場合は、そのままの形を使用できます。

ロゴデータサンプル

着ぐるみ仕上げの際に、CO2レーザー加工機を使用して、データの沿った形の裁断を行います。
まずは、加工するデータを、アウトラインのみのデータに変換します。

ロゴデータサンプル2

レーザー加工機専用のソフトに、データを取り込みます。

ロゴデータの取り込み

ソフト内に記載されたデータの実寸サイズよりも、少し大きめの生地を裁断します。
伸びにくく、硬い生地を使用します。

カット用生地の用意

レーザー加工機内に生地を入れ、生地を平らに均します。

レーザー加工機に生地をセット

レーザー加工機に設置されたカメラによって、生地とデータの位置を合わせて整えます。

カット位置の調整

生地の色味と厚みに合わせて、レーザー加工機のスピード・パワーを調整した後、カットを開始します。

レーザー加工機のスピード・パワーを調整

データの形状通りにレーザーで加工され、徐々にくり抜かれていきます。

加工途中1

加工途中2

加工途中3

加工途中4

加工後の生地を取り出します。

カットした生地を取り出す

基盤となる生地に対して、消えるチャコペンを用い、ロゴの取り付け位置を正確に記入します。

ロゴの取り付け位置を記入

生地専用の接着糊を用い、ロゴと基盤の生地を仮固定します。

生地専用の接着糊でロゴと基盤の生地を仮固定1

生地専用の接着糊でロゴと基盤の生地を仮固定2

工業用ミシンを使用して、ロゴのアウトラインから1mmくらい内側を縫い込んでいきます。

ロゴのアウトラインから1mmくらい内側を縫い込む

全ての縫い付け作業が終わったら、不要な糸を切り取ります。

不要な糸を切り取る

最後に、縫い外しやほつれ糸がないか再確認して完成となります。

完成

また、生地プリントによる再現も行っています。
ロゴ・文字・模様の範囲や数が多い場合、ベースとなる色も含めて、着ぐるみ本体全面を生地プリントすることも可能です。

生地プリントについては、こちらのページをご参照ください。

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工房責任者

衣笠プロフィール

衣笠 留美(キヌガサ ルミ)

キグルミックス工房責任者。素材の選定から納品に至るまでの実務全般・スケジュールの管理・お客様への窓口業務を行っています。
工房責任者であり技術職としての経験を活かし、明快でわかり易いご説明・ご提案を心掛けています。

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