着ぐるみの靴

着ぐるみの足首から下の部分を「靴」と呼び、靴と着ぐるみ本体は、着脱可能な仕様でお作りしています。
靴の仕様は、着ぐるみ着用者・アクターさんにとって、動作のしやすさや安全を左右します。
着ぐるみの足元の構造や仕様について「軽量さ」「フィット感」「メンテナンス性」に着目してご案内します。

着ぐるみの靴底

着ぐるみの靴底靴底には1.2cm厚の「EVAマット」を使用しています。
厚手なのですり減りにくく、弾力性がある軽量な素材です。
移動時に足首に負担がかかりにくく、歩行音も気になりません。

靴底全面をEVA素材で覆うことにより、靴底の汚れや傷の目立ちを極力目立たなく出来ます。また、万が一お子さんの足などを踏んでしまった場合にも、靴底全体が柔らかいため怪我等のトラブルの可能性を最小限に抑えられます。

着用者のサンダル

着用者のサンダル着ぐるみの靴内部には、着用者専用のサンダルが固定されています。
足の甲・つま先・かかとの 3 箇所をマジックテープで調整可能です。
着ぐるみの足を動かす際に、足首をしっかりと固定することで、機敏な動きにも対応が可能です。

靴底とサンダルの間には、ネオソフトというゴムスポンジを挟んで接着してあります。
地面の硬さが着用者の足に伝わりにくく、弾力のある履き心地で負担を軽減してくれます。

サンダルは、S(23~25cm)M(25~27cm)L(27~29cm)の3つのサイズから選択いただくことが出来ます。

参考:サンダルサイズの決め方

靴の着脱方法

靴は合体した状態で納品していますが、メンテナンスの際に靴を外していただく場合があります。

  1. 足首と靴の境目にある、帯状の生地をめくりあげます。足首と靴の境目にある、帯状の生地をめくりあげます
  2. 内側中心のファスナーのスライダーを外周りに開きます。内側中心のファスナーのスライダーを外周りに開きます。
  3. スライダーを回しきった後、ファスナーのOP金具を外して、靴を分離します。スライダーを回しきった後、ファスナーのOP金具を外して、靴を分離します。
  4. スライダーは、左足と右足の取り違いが起きないように、本体側と靴側で左右逆についています。また、靴を接続する際は反対の手順になります。左右のスライダーは、本体側の右足と左靴側についています。

スペア靴

スペア靴は、交換用の靴を指します。
本体の靴と全く同じ仕様・素材でお作りします。

本体用の靴とファスナーの長さを揃えてありますので、本体の靴がすり減ったり、汚れたりした際に、足首から下を交換して代用することが可能です。

防水スペア靴

スペア靴と同じ仕様で、表面を撥水生地に交換した靴を指します。
ボア素材の本体の靴よりも、汚れにくく拭き掃除しやすいメリットがあります。
本体と同系色の生地でお作りするのが定番ですが、ご希望があれば生地の色を変えることも出来ます。

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工房責任者

衣笠プロフィール

衣笠 留美(キヌガサ ルミ)

キグルミックス工房責任者。素材の選定から納品に至るまでの実務全般・スケジュールの管理・お客様への窓口業務を行っています。
工房責任者であり技術職としての経験を活かし、明快でわかり易いご説明・ご提案を心掛けています。

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