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7.22015
着ぐるみ着用時の服装・必需品
オーダーメイド着ぐるみをご注文頂いたお客様から、よくこんな質問をいただくことがあります。
「はじめて着ぐるみに入るのですが、どのような服装・準備をしたらよいのでしょうか?」
着ぐるみ製作を期に、お仕事の一環で着ぐるみに初めて入る方も多いかと思います。
そのような方のために、着ぐるみを実際に運用される際の服装や、事前に準備しておくと良い準備品についてご紹介します。
これらの情報は、エアー着ぐるみ・ウレタン着ぐるみどちらの場合にも共通でお使い頂けると思いますので、ぜひご活用ください。
着ぐるみ着用時の環境
着ぐるみを着ているときはサービス精神旺盛に動きまわることになります。
初めての方でも、着ぐるみを着ると、普段の生活ではしないようなキャラクターに合わせた動きをするので、5分もしない内に滝のように汗が流れ出します。
夏場や野外イベントであれば更に過酷ですし、ウレタン着ぐるみの場合は特に、着ぐるみ内部がサウナのような非常に蒸し暑い状態になるので、相応の覚悟が必要です。
着ぐるみ着用時の服装
まず第一に、伸縮・吸水・速乾性に優れた素材のスポーティーな服装を心がけましょう。
着ぐるみの中に入ることが前提ですので、人に見せる服装は必要ありません。
新品を購入する必要はありませんので、普段着慣れている動きやすい服装で十分です。
下記の一覧を参考にしてみて下さい。
- 暗めの色で薄手のTシャツ
- 暗めの色でフィット感のあるストレッチパンツなど
- 靴下
暗めの色を指定しているのは、光の反射を避けるためです。
着ぐるみの中を覗かれた際に、白い色の洋服は目立ってしまいますのでご注意下さい。
また、裾が広がったズボン・スカート・キュロットなどは、動きを妨げてしまう可能性がありますので避けて下さい。
複数人で着回す場合
密着する形状の着ぐるみを複数人で共有して運用する場合には、
薄手の長袖シャツ・長ズボン・軍手・靴下を着用して着ぐるみに直接肌が触れないように気をつけましょう。
不衛生な状態にならないように十分に注意して下さい。
着替え
長時間着用される場合は、衣類が汗で濡れてしまいます。
この状態が続くと、雑菌が繁殖し臭いやかぶれの原因になります。
2~3枚の着替えを持参して、荷物に余裕があれば下着・靴下の替えがあると尚良いです。
タオル
基本の準備物として、汗拭き用のタオルは必需品です。2~3枚準備して下さい。
イベント先にシャワー室などがある場合は、バスタオルを持参しましょう。
アクター用頭巾(面下)
ウレタン着ぐるみの様に、着ぐるみの頭を被るタイプの着ぐるみにはアクター頭巾が便利です。
顔の中心があいたフェイスガードを被り、着ぐるみに頭部が直接触れることを防ぎます。
髪の毛をまとめられたり、汗を吸ってくれるので、アクターさんにとっては欠かせない一点です。
綿100%素材のものやサテン生地でサラサラしたものなど、探してみると色々な種類が有ります。
着ぐるみ専用の面下だけではなく、スポーツ用フェイスマスク(レーシング・バイク・自転車用)や軽作業用のバンダナなど、吸水性があって安価な商品もあります。色や丈などお好みで選んで、予め2~3枚準備しておくとよいですね。
キグルミックスでは、ウレタン着ぐるみ用の無料オプションとしてさらさらタイプのフェイスガードを1枚お付けしています。
クールベスト(冷却ベスト)&保冷剤
クールベストを着用することで、操演時の暑さ対策になります。体を直接冷やしてくれるので、その効果は抜群です。
内ポケットに保冷剤を入れるタイプや、本体を直接冷凍庫で冷やすタイプなどがあります。
キグルミックスでも無料オプションとして保冷剤4つ付きのクールベストをお渡ししています。
保冷剤をクーラーボックスなどに入れて、交換しながら運用してください。
クールベスト以外にも、首元のみ冷やす商品などもありますので、着ぐるみの仕様や着用時間によって選んで使い分けてください。
予備の保冷剤とクーラーボックス
上に記載したように、保冷剤を入れるタイプのクールベストをご着用される場合、予備の冷凍済の保冷剤と保管用のクーラーボックスをご用意下さい。1日6時間程度運用される場合は、3セット分以上ご用意頂くのが良いでしょう。
飲料とウェストポーチ
長時間着ぐるみに入っていると、脱水症状になることもあります。
グリーティングが終わった後は、しっかり水分を取りましょう。
あらかじめ飲料を準備しておき、こまめな休憩と水分補給は忘れずにお願いします。
もしも着ぐるみ内部に飲料を持ち込むことが出来れば、ウェストポーチも準備しましょう。
軍手
着ぐるみの手に直接肌が触れないように、軍手や薄手の手袋を着用しましょう。
大きめの着ぐるみの場合は、軍手を二重につけると、握手をした時に中の人の手の感触が分かりづらくなります。
操作棒などを持つ場合は、滑り止め付きの軍手の着用をお勧めします。
光の反射が気になる場合は、黒い軍手を準備しましょう。
マスク
黒いマスクを着用することで、中を覗かれた場合に顔の肌色が目立ちにくくなります。
ただし息苦しくなる場合もあるので、着用時の状況に応じてご判断下さい。
【番外編】お化粧はNG
小さくて可愛い着ぐるみの方が子供受けが良いこともあり、小柄な女性が着ぐるみを着用することが多いのですが、着ぐるみにとってお化粧はNGです。
汗をかいてアクターさんのお顔は汗でどろどろになります。
着ぐるみを脱いだり着たりする中で、うっかりお化粧が付いてしまうことも考えられます。
特に薄い色の生地だと、口紅やファンデーションが付くと目立ちますし、なかなか落ちません。
着ぐるみをご着用の際は、事前にお化粧を落としましょう。
以上、着ぐるみの着用時の服装・準備物についてご紹介しました。